古江彩佳はパリ切符を引き寄せられるか メジャー前週に渋野日向子ら日本勢6人

古江彩佳は五輪代表の座を引き寄せられるか ※撮影は前週「ショップライトLPGAクラシック」(撮影/村上航)

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 事前情報◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

今季メジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(ワシントン州サハリーCC)を翌週に控えた一戦が13日(木)に開幕する。2014年にスタートした大会はことしで10回目。1934年創業、ミシガン州グランドラピッズを拠点にスーパーマーケットや食料品店を展開するマイヤーが冠スポンサーを務め、賞金総額300万ドル(約4億7090万円、優勝45万ドル=約7060万円)をかけた出場144人のフルフィールドだ。

前年大会はレオナ・マグワイア(アイルランド)が優勝。それまで2年連続2位だった雪辱を果たし、ツアー通算2勝目を飾った。

過去5大会のうち4大会で優勝スコアが通算20アンダーを超える伸ばし合いが展開されてきたコース。世界ランキング1位のネリー・コルダ(2021年)、ブルック・ヘンダーソン(17、19年/カナダ)、今季限りでの現役引退を発表したレキシー・トンプソン(15年)らが歴代覇者として今週のリストに名を連ねた。世界ランク2位リリア・ヴが腰のけがから3月以来の復帰となり、3位セリーヌ・ブティエ(フランス)を含めたトップ3が顔をそろえる。

今季限りで現役を退くレキシー・トンプソンも出場 ※撮影は24年「全米女子オープン」(撮影/村上航)

日本勢は6人が出場。古江彩佳は前年最終日に1打差2位スタートからスコアを落として13位フィニッシュだったリベンジが懸かる。前週「ショップライトクラシック」で2位に入って世界ランキングは日本勢2番手の19位に浮上。次週メジャー終了後のランキングをもとに決まる8月「パリ五輪」の日本代表争いで優位に立つためにも結果が欲しい。

西村優菜と勝みなみは4日間を戦ったルーキーシーズンから2年連続の参戦。渋野日向子は2年前に予選落ちを喫して以来、2年ぶりの出場となる。2週前の「全米女子オープン」2位、前週27位と今季の好成績は過去2週に集中。上昇傾向を確固たるものにしてメジャーを迎えられるか。

笹生優花、畑岡奈紗、稲見萌寧は出場せず、次週全米女子プロにエントリーしている。

<主な出場予定選手>
レオナ・マグワイア、リリア・ヴ、セリーヌ・ブティエ、キム・ヒョージュ、ミンジー・リー、アタヤ・ティティクル、古江彩佳、ネリー・コルダ、ブルック・ヘンダーソン、リネア・ストーム、西村優菜、勝みなみ、レキシー・トンプソン、西郷真央、渋野日向子、吉田優利

前年大会はレオナ・マグワイアが制した(撮影/亀山泰宏)

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