モルガン・スタンレー、AI活用に期待 アドバイザーの生産性向上

Niket Nishant Tatiana Bautzer

[ニューヨーク 10日 ロイター] - モルガン・スタンレーのテッド・ピック最高経営責任者(CEO)は10日、人工知能(AI)を活用することでファイナンシャルアドバイザーの生産性が高まり、週の業務時間が10─15時間短縮されるとの見方を示した。

投資家向け会合で、AI活用は「本当に画期的なことだ」と強調し、顧客とのミーティング内容を書き起こして入力したりすることで、生産性向上につながると指摘した。

アドバイザーと富裕層顧客との話題を調整したり、顧客ニーズに応じて投資商品を選別したりするのにも役立つと述べた。

米高金利は続くと予想し、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOやゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEOと同様の見解を示した。

また、ストラクチャード・レンディングのような洗練された金融商品を通じて富裕層への融資を増やす計画だと明らかにした。

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