【大人のひとり暮らし】ワンルーム住まいにちょうどいいモノの量とは? 人気ブロガーcoyukiさんの実例[後編]

ワンルームの小さな住まいでラクに自分らしく、ひとり暮らしを楽しんでいる整理収納アドバイザーであり人気ブロガーのcoyukiさん。ちょうどいいモノの量、整理収納のテクニック、居心地のいい部屋づくりの秘訣などを写真とともにご紹介します。

↓↓前編はこちら。

PROFILE
coyukiさん・整理収納アドバイザー

こゆき●1970年、愛媛県生まれ。
40歳で始めたブログ「Little Home」でのインテリアや収納術が注目を集め、人気ブロガーに。
現在は事務職のかたわら整理収納アドバイザーとしても活動中。
著書に『ラクに、すっきり、自分らしく 大人の小さなひとり暮らし』(主婦の友社)など。

ひとり暮らし用の数やサイズにこだわり【キッチン】

あれこれ試して自分が使いやすい配置に

鍋やフライパン、ボウルなどはシンク下に、食器は背面の収納庫にしまってすっきり。一方で、菜箸などのキッチンツールや砂糖などの調味料は出しっぱなしに。

「見えるところに何も置かないシンプルなキッチンが理想ですが、それを維持するためには片づけの手間がかかるし、現実的に難しい。キッチンツールを出したり、しまったり、置き場所を変えたりと、いろいろな収納方法を試しましたが、今は『立てて置く』配置に落ち着きました。出しておくならなるべく見ばえよく、気分が上がるものを置きたいので、キッチンツールを立てるスタンドや調味料を入れるスパイスジャーなどはこだわって選んでいます」

流しの上にマグネット式の棚を取りつけ、砂糖や塩などを並べて収納。
Seria(セリア)で買った保存容器に食材を入れてひとり分を冷凍。「立てて収納すれば見やすく、管理もしやすい」
ケースの中をシリコンカップで仕切り、カットしたねぎなどを冷凍。
キッチンの背面にある収納を食器棚に。「食器はここに入る分だけと決めて」
ミトンは小さいが、「鍋の端を持ったり蓋を取ったりするくらいなのでこれで十分」。
食器棚の下段には、缶詰や水など重いストック品を。

ハンガーで適正量をキープ【クローゼット】

すべて見渡せる吊るす収納ですっきり

洋服はすべてハンガーにかけ、クローゼットに吊るして収納。

「おしゃれがそんなに得意ではないので、たくさん持っていても着こなせない。洋服が少なくてもいい性分だから、私にはこの収納方法が合っているんだと思います」

入居当初はクローゼットの足元にマットレスを収納していたが、再びベッドに変えてマットレスを処分。空いたスペースはそのままに。

「クローゼットは意外とほこりがたまるので、下が空いていると掃除もしやすくてラクなんです」

「靴下や下着はピンチつきハンガーで干し、乾いたらそのままクローゼットへ」。上段の収納ボックスには季節外の寝具カバーや取扱説明書などを。
すべりにくいマワハンガーを愛用。「約30本分の洋服が私の適正量」

自宅での時間が楽しくなる【癒やし小物】

清潔感のある空間で心身ともにリラックス

家は生活の場であることはもちろん、リラックスして自分らしく過ごす癒やしの空間でもある。

「リビングでは娘夫婦からもらったアロマキャンドルに癒やされています。愛用している入浴剤『エプソムソルト』は小瓶に詰め替えて洗面所に。ここは特に気に入っている場所なので、あまりモノを置かず、カッコよさをキープしています」

南向きの窓辺には植物を置いて。

「大きくなってくれたらいいなと思いながら育てています」

「アロマキャンドルの炎や音、香りに癒やされます」
洗面所に置いている入浴剤は「汗が出やすく、疲労回復にも◎。粒が白いので出しっぱなしでもきれい」。
観葉植物は自分で手入れしやすい数まで。「私は2鉢が限界です」

写真提供/coyuki 取材・文/本木頼子

※この記事は「ゆうゆう」2024年7月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。


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