スタンフォード大・佐々木麟太郎がMLBドラフトリーグに参加

日本時間6月11日、『MLB.com』はスタンフォード大の佐々木麟太郎が、MLBドラフトリーグに参加することを報じた。19歳の佐々木は日本球界屈指の有望株として知られていたが、日本球界入りではなく、アメリカ大学野球への挑戦を選んでいた。

MLBドラフトリーグとは、プロ入り前のアマチュア選手、そしてアマチュアでのプレー資格を失った選手がプレーできるMLBへのショーケースの場である。2021年に創設された同リーグは6月から9月に開催され、前半戦はドラフト対象のアマチュア選手が、後半戦はアマチュアでのプレー資格を失ったプロ選手がプレーする。創設からの3年間で133人のドラフト指名、70人のドラフト外契約を輩出し、そして8人のプロ選手がMLBとの契約に至っている。

同リーグは、大学3年生までにドラフトにかからなかった大学4年生の選手や、強豪大に比べて注目が集まらない短大やNCAA二部に所属する選手にとっては、有益なアピールの場になっている。今季マイナーでブレイクしているジョナ・トン(メッツのNo.20有望株)やメイソン・アウアー(レイズのNo.23有望株)など、知名度ある有望株もドラフトリーグでのプレー経験がある。

佐々木は9月から始まる新年度に備え、スタンフォード大の練習や紅白戦をこなし、授業を受ける毎日を送っていた。ドラフト候補やMLBとの契約を目指す選手がプレーする同リーグだが、一方で世界各地の有望選手を迎え入れる場所としても機能している。佐々木の参加もその一環だろう。昨年はSNSに創意工夫を凝らした練習風景をアップして話題を呼んだウガンダ人捕手デニス・カスンバ(今年も参加)や、WBCチェコ代表のダニエル・パディサックもプレーした。今年もカナダ、パキスタン、オランダから有望株が集う見込みだ。

佐々木は明日12日(日本時間)にトレントン・サンダーの一塁手としてプレー予定。カスンバの所属するフレデリック・キーズと対戦する。

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