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奥州市と不動産コンサルティング業のキールズ(東京都、大貫功二代表取締役)は10日、同市水沢の旧商業施設「メイプル」に関し連携協定を締結した。同社が活用プランをまとめ、施設の再生と市街地のにぎわい創出に取り組む。
市役所で倉成淳市長と大貫代表取締役が協定書を取り交わした。倉成市長は「戦略的に不動産価値を高め民間移譲へ持っていくために、信頼できるパートナーが必要だ。次の時代を担う世代が集まる建物にしていかなければならない」と展望した。
近く業務委託契約を結び、9月ごろまでにアセットマネジメント(資産運用)プランを設計する。市の審査や協議を経て詳細を固める。同社は県外で同様の商業施設の再生を手がけた実績があるといい、市は管理・運用を担うアセットマネジャーとしての役割も期待する。