前社長、粉飾の認否を留保 プロルート丸光、東京地裁

 架空の売り上げを計上する手口で、粉飾決算をしたとして金融商品取引法違反の罪に問われた衣類卸売会社「プロルート丸光」(大阪市)の前社長森本裕文被告(44)は11日、東京地裁の初公判で認否を留保した。

 起訴状によると、筆頭株主のコンサルティング会社代表石山恵介被告(45)=同罪で起訴=らと共謀し、2021年3月期の連結決算で黒字にした有価証券報告書を近畿財務局に提出したとされる。

 今月6日には、同罪に問われた法人としてのプロルート丸光と元社長の安田康一被告(62)の初公判が同地裁であり、いずれも起訴内容を認めた。検察側は同社に罰金1千万円、安田被告に懲役2年を求刑して即日結審した。

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