菊地凛子、映画デビューの決め手は“笑顔なし” 『バベル』は転機に「宝物の作品」

新アンバサダー発表会に出席した菊地凛子【写真:ENCOUNT編集部】

「天使のブラ」のブランドアンバサダーに就任

俳優の菊地凛子が11日、都内で行われたトリンプ「天使のブラ」新アンバサダー発表会に出席。自身のキャリアについて振り返った。

菊地は1999年の映画『生きたい』でスクリーンデビュー。同作品が自身初めて参加したオーディションだったという。「この年は、やっとデビューできた年。なぜ自分が選ばれたのか、監督に聞けるチャンスがあった。そしたら『笑顔が一度も出なかった』って。緊張しいなので、どうオーディションに挑んでいいのかわからなかったけど、監督が『そこがよかった』と。自分がネガティブに思っていることも、人を通してポジティブになる瞬間もあると学びました」と語った。

2006年、映画『バベル』にて、米アカデミー助演女優賞など多数の映画賞にノミネートされ注目を集める。菊地は「この作品もオーディションで選んでもらった。とにかく目の前にあることをこなすことで頭がいっぱいで、無我夢中だった。そういう意味では走りきった感じ」といい、「それがあったことで、いままでの道を作ってくれたと思っている。すごくたくさんの作品に出るチャンスをいただけた作品なので、宝物の作品」としみじみと振り返った。

プライベートでは15年に俳優の染谷将太と結婚し、その後出産も経験する。変化したことを聞かれると、「毎日が自分の仕事の先につながっているんだと思えた時期。毎日のなんでもない中で、いろんなことを選択し、仕事する日々を宝物にように過ごそうと感じた時期になります」と回想した。

菊地は、1994年の誕生から30年となる「天使のブラ」のブランドアンバサダーに就任。ブランド側が「美しく凛としていて自然体な女性を」と考え、菊地が起用された。菊地は「記念すべき30周年に選んでいただけてうれしい。盛り上げていけるように頑張りたい」と意気込んだ。ENCOUNT編集部

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