架空の光景をコラージュで作り上げた 荒井道彦写真展「My World」

By CAPA編集部

荒井道彦さんのコラージュ写真展「My World」が、2024年6月14日より開催されます。

自身で撮影した写真を素材としたコラージュ作品を制作している荒井さん。日本各地を巡って気になったものを何でも撮影し、その膨大なデータと心の内に集積された「日本のまち」のイメージをPC上で重ね合わせ、心象風景や思い出の光景を表現しています。コラージュというと机上の作業がメインと思われがちですが、「実はこのフィールドワークが一番楽しい」と荒井さんは言います。

本作は、エプサイトギャラリーの2024年度公募展応募作品から選出されました。選考委員の鈴木理策さんは「インパクトがあって、まるで映画のワンシーンのような仕上がりになっている」、本尾久子さんは「身近な場所で撮り続け、個別の素材を組み立てていった結果、SF的な世界が生まれている」と評しています。

ノスタルジックでありながら近未来も感じさせる作品群を、1〜2mにおよぶ迫力の大判プリントでご覧ください。

荒井道彦コラージュ写真展「My World」

会期 2024年6月14日 (金) ~26日 (水)
会場 エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリー
住所 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
時間 11:00〜18:00
休館日 日曜
入場料 無料

荒井道彦 (Michihiko Arai)

1961年、長野県長野市生まれ。長野市在住。写真家、写真コラージュ作家。いろいろな町を歩きまわり、自身で撮影した素材をコラージュすることで、脳内に集積されたイメージや記憶を画像化する。PC上での作業がメインと思われがちだが、フィールドワーク (撮影、素材収集) こそが命であり無常の楽しみであると考えている。これまでの人生でしてきたこと、学んだこと、考えたことの総決算として作品づくりを行なっている。
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