桐生(群馬)33.2℃を観測 真夏日169地点で今年最多 12日(水)も時季外れの暑さ続く

18日(火)までの東京の天気と最高気温(ウェザーマップ)

 きょう(火)は晴れた地域が多く、東北南部~西日本の内陸を中心に、今年最多となる169地点で30℃を超えた(午後4時まで)。東京都心でも29.0℃と、5月24日に並んで今年一番の暑さを観測している。全国的にあす12日(水)~14日(金)にかけても気温の高い状態が続くため、熱中症など健康管理に一層の注意が必要だ。

暑さしばらく続く

11日(火)午後4時までの最高気温(ウェザーマップ)

 きょう(火)は晴れて強い日差しが照りつけたため、内陸を中心に気温が上がった。最高気温は桐生(群馬)33.2℃、舞鶴(京都)と豊田(愛知)で33.0℃、小浜(福井)32.7℃、福井と日田(大分)で32.6℃など。そのほか、福島31.5℃、山形30.5℃など、東北でも真夏日となった所がある(午後4時まで)

12日(水)の予想最高気温分布(ウェザーマップ)

 あす(水)も本州付近は晴れる地域が多く、日中の気温はきょうと同じか、さらに高くなる見込み。東北北部や北海道の内陸でも30℃を超える所があり、真夏日地点は全国250地点を上回る見通し。本州付近は13日(木)~14日(金)にかけても気温が高く、東京都心でも近いうちに30℃を超えてもおかしくない状況だ。

熱中症予防のポイント(ウェザーマップ)

 また、晴れる地域は日差しが強いため、より体力が消耗しやすいことが考えられる。屋外での作業や運動はなるべく休憩を取り、喉が渇く前に水分を補給したり、日なたを避けるなどの体調管理が必要となる。なお、週末は曇りや雨で気温は下がるが、今度は各地で湿気が多くなってきそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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