6月9日に日本テレビ系日曜ドラマ『ACMA:GAMEアクマゲーム』の最終話が放送された。本作は、主人公の織田照朝（間宮祥太朗）が、人間の欲望を刺激する“悪魔の鍵”に翻弄（ほんろう）された人間たちと命がけのアクマゲームに挑みながら、“悪魔の鍵”の謎に迫っていくサバイバル・エンターテインメント。
（※以下ネタバレ含みます）
照朝とガイド（吉川晃司）が3つの石板の答えを答えて争うゲーム『三単究明』は、両者が2つの石板の答えを当て、残りの石板はひとつずつとなった。このまま照朝が負ければ、アクマゲームトーナメントの出場者は全員皆殺しにされ、さらにゲーム終了と同時にグングニルがG20を攻撃して世界は大混乱に陥ってしまう…。
冷静さを失わないガイドに「一度も鍵を壊そうとは思わなかったのか？」と問う照朝。しかし悪魔ガドによると、悪魔の鍵は決して破壊できず、この世から消し去ることは不可能だという。衝撃を受ける照朝に初（田中樹）は「だまされるな！悪魔は人をだますものと決まっている」と喝を入れる。
『三単究明』も大詰めとなり、照朝が次の答えを間違えたら、ゲームオーバーとなる。かつてないほどのプレッシャーで戸惑う照朝に、「一人で抱え込もうとするな」と初が語りかけた。悠季（古川琴音）と潜夜（竜星涼）、紫（嵐莉菜）も、それぞれに声をかける。「おまえの出した結果なら悔いはない」。仲間の言葉で迷いを払拭（ふっしょく）した照朝は、見事に正解を導き出し、ついにリーチをかける。
照朝がみんなとの友情を再確認し、励まされるこのシーンにSNSでは「照朝くんに、皆が声かけるシーン、めちゃくちゃよかった…」「どの友情も最高だな」「照朝にはみんながいるんだ 負けるな〜〜〜」などのコメントが寄せられていた。
次のターンでガイドが答えを間違えば、照朝の勝利だ。それでも余裕を見せるガイドに照朝が問う。「どうしても俺の知ってる織田清司とあんたは結び付かない。なんで変わった？」ガイドによると、死を偽装してまでグングニルを設立したのは、照朝の母・麗華（遊井亮子）の死が原因だったという。交通事故に遭い亡くなったはずの母は、実はテロに巻き込まれて死んだのだった。醜い争いを生み続けるこの世界に妻を殺されたガイドは、争いの無い新世界の創造を心に決めた。
「照朝、私と一緒に来い。2人で世界を再生しよう」と言うガイドをはねつけた照朝は「あんたを鍵の呪縛から救ってやる」と宣言。そして最後の最後にガイドを完璧に欺き、鮮やかに逆転勝利を収めるのだった…！
敗れたガイドはグングニルの解散を宣言し、G20への攻撃命令を解除し、持っていた鍵を照朝の手に渡す。すると突然、崩心(小澤征悦)が逆上し、ガイドに銃口を向ける。「全ての鍵を息子にくれてやるだと！」負けを認めない崩心はガイドを撃つと、起爆装置のスイッチを押して逃走する。やがてグングニルのアジト内で爆発が起こり、天井が崩れ始め…。
みんなが外へ脱出するなか、ガイドは照朝に「ミテラタートへ行け。悪魔の鍵は消す。頼んだぞ我が息子」と言い残し、渾身（こんしん）の力で照朝を外へ押し出し、扉を閉めた。「父さん！父さん！」照朝は懸命に叫び続けるが、1人残されたガイドは、幼い頃の照朝を思い返し笑みを浮かべる。「…大きくなったな」そして崩れ落ちるアジトの中へと消えていき…。
この壮絶な親子の別れのシーンにSNSでは「さっきまで父親のことガイドって呼んでたのに最後の最後に、父さんって呼ぶなんて」「父さん！父さん！って叫ぶあの声に胸が張り裂けそう……」などの声が。その他にも「最後の昔の頃を思い出しながらの優しそうな笑顔、お父さんの顔に戻ってた…」「ガイドと照朝くんの最期の時間は…”親子”の時間だったね…」「最後にガイドが父親に戻ったの嬉（うれ）しかったな…」など最終決戦の結末に心動かされた人も多かったようだ。
1週間後、人々が平和な日々を送る中、照朝はカンボジアに降り立っていた。「99本の鍵を集めて全てを終わらせる。父さんの遺志は俺が継ぐ」。海外のトーナメントの優勝者が持つ『悪魔の鍵』を狙いに来たのだ。そんな照朝の前に、潜夜も現れた。「さあ、どこから行く？」。相変わらずの潜夜にあきれる照朝だったが「そうだな、まずは……」と答えて―。
照朝の強く前を向く表情でドラマは終了。しかし、その直後に『アクマゲーム』の映画化が発表されSNSが騒然となった。興奮冷めやらぬ中の突然のニュースに「続きある終わり方だなぁと思ってたら映画化するのね！」「大画面で迫力ある悪魔達を見れるの楽しみだな」「ロスになりかけてたから歓喜」などのコメントが。この興奮はまだしばらく続きそうだ。
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