「証拠隠滅や逃亡の恐れなど」 “スタバ射殺事件” 起訴中の暴力団幹部の請求受け勾留理由開示される

愛媛県四国中央市のスターバックスコーヒーで男性を射殺したとして、殺人などの罪で起訴・勾留されている暴力団幹部の男の、勾留理由開示手続きが松山地裁で行われました。

勾留の理由を明らかにするよう請求したのは、住所不詳で岡山市に本部を置く池田組の幹部・前谷祐一郎被告です。

起訴状などによりますと、前谷被告は今年1月、四国中央市のスターバックスコーヒーで当時49歳の男性を拳銃で撃ち殺害したということで、殺人などの罪で起訴され、現在、勾留中です。
被告の弁護士から請求を受け松山地裁で11日、裁判官が勾留の理由を明らかにする手続きが行われ、前谷被告らが出廷しました。

その理由について荻野史菜裁判官は、前谷被告に定まった住所がないことや関係者に接触するなどして重要な証拠を隠滅する疑いがあること、それに逃亡の恐れがあること、などを説明しました。

また、傍聴人の中には被告が入廷すると立ち上がって礼をしたり、退廷する時に「元気でいてください」などと声をかけたりする人もみられました。

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