政治資金規正法改正案では裏金はなくならない

衆議院を通過した政治資金規正法改正案。6月11日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、ビデオジャーナリストの神保哲生に政治資金規正法改正案の問題点を聞いた。

大竹「政治資金規正法改正案が衆議院を通過しました。どんなふうにお考えですか?」

神保「最悪ですよ。もう論外」

大竹「論外?」

神保「これ本当、メディアの責任が重いんですよ。元々今回の話は何だったのかっていうことを考えると、要するに不記載分が還流して裏金になっていったってことが大問題なわけでしょう。裏金ですから何に使われたのかわからないですが、政治を腐らせたことは間違いない。ということは今回の改正を行ったら少なくとも、もう裏金は作れませんっていえないと話にならないじゃないですか」

大竹「そうですね」

神保「裏金が問題だったんだから裏金ができなくなるような改正を行わなきゃいけない。でも実はそこが全く関係のないものになってしまった。それは政治家がどうしても裏金が必要なんで、すり替えたんですけど、なぜかメディアもそれに乗ってしまって、いかにもやってる感のある、直接裏金をつくることには関係のないところをちょこちょこっといじったんですね。いじったこと自体は多分それぞれの政治家には影響はあるんでしょう。でも裏金は全くなくなりませんよってことをまず理解しなくてはいけない。だとしたら、この改正っていったい何なのってことになりませんか?

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