JR東海、また岐阜県に報告遅れ リニア工事現場、有害物質検出

 JR東海は11日、岐阜県恵那市で進めているリニア中央新幹線のトンネル掘削工事の現場にある観測用井戸から、基準値を超える有害物質の六価クロムが4月に検出されたと発表した。施工した共同企業体(JV)の担当者の勘違いにより把握が遅れたといい、岐阜県と恵那市への報告が6月10日になった。

 JR東海は、岐阜県瑞浪市のリニアの工事現場付近で井戸などの水位低下を確認した際も県への報告が遅れ、古田肇知事から遺憾の意が示されていた。

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