プレミア移籍濃厚と目されたシェシュコ、一転してライプツィヒ残留へ 新契約にはステップアップに向けた紳士協定も

写真:今夏、移籍を噂されたシェシュコは残留するようだ©Getty Images

チェルシーやアーセナルから関心を集めていたRBライプツィヒのスロベニア代表FWベンジャミン・シェシュコは、来シーズンも同クラブに残留し、新契約を結ぶ予定だという。イギリス『Sky Sports』電子版を初め、各メディアが報じている。

昨夏、ザルツブルクからRBライプツィヒに移籍したシェシュコは、公式戦42試合に出場し18ゴール2アシストを記録した。21歳のこのストライカーは、その活躍ぶりが評価されチェルシーやアーセナルなどプレミアリーグへの移籍が噂されていた。

シェシュコには5500万ポンド(約110億円)の契約解除金が設定されており、チェルシーがその額を支払うのではと報道されていたが、どうやら今夏はライプツィヒに留まることになるようだ。

またイギリス『Mirror』によると、シェシュコの代理人を務めるエルビス・バサノビッチ氏は、すでにライプツィヒ陣営に今夏の残留を伝えたと報じており、新たに結ぶ契約には、シェシュコが将来的に適正価格で移籍することのできる紳士協定が含まれるという。

移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、紳士協定の存在を自身の公式Xにて明らかにしており、「(マンチェスター・シティの)ハーランドがドルトムント時代に決断したことと似ている」と伝えている。

今夏アーセナルは、前線の補強を目指しており、シェシュコの他にボローニャに所属するジョシュア・ザークツィーの動向を注視していたが、現在はミランへの移籍が直前に迫っている状況だ。その他の候補としてニューカッスルのアレクサンデル・イサクやブレントフォードのアイヴァン・トニーの名前も挙げられていたが、『Sky Sports』は若く伸びしろのあるストライカーの獲得を狙うと報じている。

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