男が名乗った国の役所に電話をしたら、詐欺とわかる… 架空の請求で計780万円をだまし取られる=静岡県警

静岡県警によりますと、2024年6月4日から11日までの間に、浜松市に住む40代の会社員の男性が、架空で料金を請求され、電子マネーで30万円、現金750万円をだましとられました。

きっかけは6月4日、消費者金融の職員を名乗る男が「有料サイトの未納料金がある。法的手段に及びます。」「電子マネーを買ってもらえば、こちらで支払う」などと、男性のスマートフォンに電話をかけてきたことから始まりました。

男性が、電子マネーで30万円を支払った後、今度は実在する国の役所の職員を名乗る男から「サイトを行政指導することになった。サイト側に50万円支払えば、80万円となり、行政手続きで8割方は変換できる」と、電話で連絡を受け、男性は50万円を指定された口座に振り込みました。

その後も、「あなたはハッキングを受けている」、「サイバー保険に入った方がよい」などと言われ、合わせて700万円を振り込んだということです。

男性が、男が名乗った国の役所に実際に連絡したところ、詐欺とわかり、事件が発覚しました。

警察は、『「有料サイトの未払い金を電子マネーで払ってください」というのは詐欺』と注意を呼びかけています。

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