12日(水)の天気 広く晴れて真夏日エリア拡大 気温の上がる午後は雷雨の所も 沖縄は梅雨の大雨警戒

 きょう12日(水)も、まだ梅雨入りしていない本州付近を中心に晴れて、強い日差しで気温の上がる所が多くなる見込み。最高気温が30℃以上の真夏日となるエリアは、きのう11日(火)よりも拡大し、北海道でも30℃に届く所がありそうだ。
 気温の上がる午後は、東日本の山沿いを中心に夕立の可能性もあるため、空模様の変化にも気を付けたい。

真夏日地点は今年最多を更新か 熱中症対策を

きのうは気温を観測する全国914地点中、今年これまでで最多の172地点で真夏日を記録したが、きょうは真夏日のエリアが北海道にまで広がり、真夏日地点数も大幅に更新しそうだ。予想最高気温は、豊岡(兵庫)・日田(大分)で34℃、東京は30℃で今年初めての真夏日となる見込み。

熱中症予防のポイント(ウェザーマップ)

 強い日差しで朝からハイペースで気温が上がる、蒸し暑いなど、暑さの質が変わってきているが、まだ暑さに十分に慣れていない時期でもあるので、こまめな水分補給や休憩を心がけるなど、熱中症対策を万全に過ごしてほしい。

梅雨空通り越し夏空 沖縄は梅雨末期の大雨警戒

 九州北部から北海道にかけては、晴れて夏至前の強い日差しが照り付けるため、紫外線対策も万全にした方が良さそうだ。気温の上がる午後は、山沿いを中心に、局地的ににわか雨や雷雨となるため、空模様の変化にも気を付けたい。
 一方、梅雨前線が停滞する沖縄や奄美は断続的に激しい雨が降り、特に沖縄本島は南部を中心に大雨による災害に警戒が必要となる。九州南部も梅雨空となる見込み。

週後半は今年初の猛暑日か 週末には梅雨入りも

 今週は14日(金)にかけて晴れる所が多く、真夏のような暑さが続く見込み。今年初めて最高気温が35℃以上の猛暑日となる所もありそうだ。週末は西から雨の範囲が拡大し、このタイミングで梅雨入りが遅れている本州付近でも梅雨入りする可能性がある。

(気象予報士・海老原美代子)

© 株式会社ウェザーマップ