<あのころ>大平首相が急死 44年前の6月12日

1980(昭和55)年6月12日、大平正芳首相が東京都内の病院で急死した。70歳。現職首相の死亡は戦後初めてで、しかも初の衆参同日選の最中だった。激務と国内政局からくる心労が原因とされる。10日後の選挙は「弔い合戦」となった自民党が同情票を集めて大勝した。写真は遺影を飾る自民党候補者の選挙事務所。

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