「森保ジャパンとか何々ジャパンでなく…」森保監督が全国の皆さんに要望!“凱旋チャント”は「聞こえていました。本当に感謝」

6月11日に開催された北中米ワールドカップ・アジア2次予選で、森保一監督が率いる日本代表は、シリア代表とエディオンピースウイング広島で対戦。5-0で大勝し、無傷の6連勝で最終予選に駒を進めた。

森保監督はかつてサンフレッチェ広島で選手、指揮官として活躍。凱旋となったなか、サポーターは「さあ行こうぜ!どこまでも」から始まる広島のチャントの一部を「森保 ニッポン」に変え、熱いエールを送った。

粋な計らいを受け、森保監督は試合後の会見で「聞こえたか聞こえてないかで言うと、聞こえていました。試合終盤で歌詞が理解できました」と明かした後、こう感謝を伝えた。

「サンフレッチェのサポーターを中心にだとは思いますけど、全国から日本代表を応援してくださるサポーターの皆さんが集まってきているなかで、私自身も応援歌の中に入れて応援してもらえたことはすごく嬉しいです。本当に感謝の気持ちが込み上げてきました」

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一方で、要望も。“森保ジャパン”はあくまで便宜上であると、強く念を押した。

「名前を言っていただけるのは非常にありがたいんですけど、日本代表は『みんなの日本代表』。森保ジャパンとか何々ジャパンでなく...今日は広島でしたけど、全国の皆さんが『みんなの日本代表だ』と考えてもらえると嬉しいです」

みんなの思いを背負って戦う日本代表は、最終予選でも圧倒的な強さを発揮できるか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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