小田原警察署 自転車マナーを呼び掛け 一日署長の委託式も 小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町

感謝状が贈られた堀口会長(左から2人目)

小田原警察署(永野進署長)が5月24日、小田原安全運転管理者会の堀口弘道会長(88)を一日警察署長に任命した。

同会は1968年に発足。堀口会長は発足メンバーの一人で、2007年から会長を務める。これまで50年以上にわたって管内の交通事故防止に取り組んできた功績を称え、同署から一日署長の依頼を受けた。

堀口さんは午前9時頃に署員の前で訓示を読み上げた後、パトカーに乗車して管内巡回し、三の丸交番などを視察した。また、この日は「九都県市一斉自転車マナーアップ強化月間」の取組の一環として、さがみ信用金庫久野支店近くの歩道で自転車マナーアップ運動キャンペーンも行われた。堀口会長や永野署長のほか、市職員、小田原交通安全協会のメンバーなど約15人が参加し、自転車で走行する人にチラシなどの啓発品配布やヘルメットの着用などを呼びかけた。

堀口会長はこの日をもって同会の会長職を後任に引き継ぐこととなっており、同キャンペーン終了後、署に戻り神奈川県警本部から感謝状が贈られたほか、共に交通安全に取り組んできた関係者などから花束が贈られた。堀口会長は「1件でも交通事故をなくそうとこれまで頑張ってきた。無事に終えることができた」と振り返った。

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