いわぎんスタジアム改修計画、収容規模1千人減へ グルージャ

いわぎんスタジアム=盛岡市永井

 サッカーのJ3いわてグルージャ盛岡は、J2ライセンス取得に向けた本拠地いわぎんスタジアム(盛岡市永井)の改修計画について、収容人数を当初より1千人減の7500人とする方針だ。事業費は約5億円圧縮して約40億円とする。

 運営するいわてアスリートクラブ(秋田豊社長)によると、J2昇格には収容人数や設備の基準を満たす必要があるが、条件の緩和によりクリアできる見込み。10日の第6回協議委員会(小松豊委員長)では、費用捻出や負担割合について質問が出された。

 秋田社長によると、現状では国の補助金を除く約30億円をクラブ側で確保する必要があるという。「(財源の捻出は)非常に難しい状況だが、募金や署名などありとあらゆる手法で県民の理解、協力を呼びかけたい」と語った。企業版ふるさと納税の活用などを検討する。

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