一関市農業委員会、定数割れ 「白い農地」問題影響か

 石灰の石や砂で盛り土され、耕作できず違反転用とされた白い農地が点在する一関市。市と市農業委員会は、任期満了に伴い5月7~31日に委員を公募したが定数24に達しなかった。白い農地問題の影響もあるとみられ、募集期間を延長する事態となっている。

 事務局によると、締め切り日までの応募は17人にとどまった。現職24人のうち14人からは応募がなかった。ある委員は問題を巡って「委員会の責任は大きい。辞めたところで責任を避けられるわけではない」と語気を強めた。

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