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レッドソックスの吉田正尚が、約1ヵ月半ぶりにメジャーの舞台に戻ってきた。
現地6月11日に行われた本拠地でのフィリーズ戦に、吉田は5番・DHでスタメン出場。2打数無安打1四球という結果だった。
復帰1打席目の相手はフィリーズのエース、ザック・ウィーラー。さすがに容易な敵ではなかった。同点の2死三塁という好機だったが、吉田は得意のシンカーを打たされてまずはセカンドゴロに倒れてしまう。
ただ、そこに至るまでに5球を投げさせたのが吉田の真骨頂だろう。第2打席もさすがと言うべきか、慎重にボールを見極めてフルカウントからの四球を選んでいる。
7回の第3打席も3球ファウルを打つなど得意の粘り打ちを発揮した吉田。最終的にはライトフライに倒れたものの、またもウィーラーに6球を費やさせた。
レッドソックスはウィーラーの前に散発3安打に終わり、初回の1点のみ。一方、先発のカッター・クロフォードがフィリーズの1番打者カイル・シュワーバーが2本塁打を被弾するなど4失点して敗れた。
構成●SLUGGER編集部