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不快指数とは
降ったり止んだり降ったり降ったり…空はモヤモヤっとした感じですし、多摩川沿いからの富士山もしばらく拝めておりません。梅雨入りももう今、入っていても違和感がない感じです。ムシムシ・ジメジメ、ヘアスタイルもきまらないし、全体的に気分もジメジメしてしまうこの感じを表している「不快指数」に関するお話です。
不快指数とは、蒸し暑さを数字で算出した指数のこと。気象関連の指標はたくさんあって、不快指数に類する他の指標もほかにいくつもあるようですが、今回は日本でよく使われている不快指数についてお伝えしたいと思います。
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湿度が不快を増長する?
計算式はこちらです。
不快指数=0.81×温度+0.01×湿度×(0.99×温度-14.3)+46.3
何がどうなっているのかわからないけれど、これをみる限り主に「気温」と「湿度」が関係していることがわかりますね。この計算式には風や日射などの条件は入っていないので、例えば不快指数数値が同じだったとしても、風の有り無し&強弱、あるいは日陰と日なたでは体感指数は異なるとされます。
不快指数と体感の関係をみると、日本人は75を超えた辺りから「暑い」と感じる人が増え始め、80以上になると殆どの人が不快に感じるようです。(もちろん、体感には個人差もあるためおよその目安です)
<不快指数と体感>
54以下 寒い
55〜59 肌寒い
60〜64 何も感じない
65〜69 快い
70〜74 暑くない
75〜79 やや暑い
80〜84 暑くて汗が出る
85以上 暑くてたまらない
気温だけではなく湿度もかなり影響するので、ほとんどの地域が温暖湿潤気候に属する日本の本州では、特に梅雨時期は「不快」と感じる日が多くなってしまいそうですね。不快に慣れたくはないけれど、ジメジメした期間が1ヶ月近く続く日本では、他のカラッとした地域の人よりも「不快」に対する耐性が強いかもしれません。
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写真は庭にびっしり生えたドクダミです。梅雨どきに元気に咲いていますよね。名前が毒々しいですし、ゾンビのように庭にはびこるので敬遠されがちな植物ですが、最近では梅雨時期にも元気いっぱいなこの真っ白な花弁にちょっと尊敬の気持ちがわいてきました(庭を放置している言い訳ですが。苦笑)
暑い!ではなく「蒸し暑い」この時、イライラして不快に飲み込まれないよう、上手に気分転換してこの時期を乗り切りましょう!
起きたらば 爆発してる 天パヘア ぎゅっとまとめて キリッと頑張る!
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加藤十果(かとうとか)
季節情報・防災ライター/防災士・東京防災コーディネーター・健康管理士・食生活アドバイザー・応急手当普及員・防火管理者・第三級アマチュア無線技士・ワイン検定を取得。実践的で役立つ防災術をテーマに、地域や人・企業を取材、土地リスクに合った防災や、身近な季節のことにスポットを当てる。空と富士山の変化を楽しみながら多摩川沿いを散歩するのが好き。