世界ミスコンで準グランプリ 日本勢初の快挙 島根大医学部生・幸田芙沙さん 「若い世代のロールモデルとして、地元の魅力発信に努めていきたい」

インドネシアの首都、ジャカルタで開かれたミスカルチャーインターナショナル2024で準グランプリを獲得した幸田芙沙さん(本人提供)

 島根大医学部6年の幸田芙沙さん(23)が、世界的なミスコンテスト「ミスカルチャーインターナショナル2024」に日本代表として出場し、準グランプリに輝いた。日本勢の準グランプリ以上は初の快挙で、応援してくれた島根の支援者に感謝した。

 コンテストは、各国の文化交流や魅力発信に主眼を置く。インドネシアの首都ジャカルタで3日から6日間開かれ、世界の20カ国の代表者が出場した。

 伝統衣装のナショナルコスチューム、スポーツウエア、水着を着た姿や、ウオーキング、特技、インタビューの計六つの審査で評価。2022年にミスジャパンの西日本グランプリに選ばれた実績が評価され、出場権を得た幸田さんは、ナショナルコスチュームで着物をモチーフにした衣装を披露。特技審査では、3歳から習うバレエを踊った。

 六つの審査のうちナショナルコスチューム、スポーツウエア、水着、特技で上位4位に入り、特技では1位の評価を受けた。

 グランプリのタイ代表に及ばなかったが、バレエや筋トレ、英会話のレッスンなど、コンテストに向けて大学の実習の合間に取り組んだ特訓が生きた。

 幸田さんは「準グランプリになれたのは支えてくれた島根の方々のおかげ。若い世代のロールモデルとしてこれからも地元の魅力発信に努めていきたい」と意気込んだ。

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