長崎県内初の「強制起訴」検察側が懲役3年求刑に対して弁護側は無罪を主張

知人のクレジットカードを使い不正に現金を引き出すなどしたとして、詐欺と窃盗の罪に問われている無職の男に検察は懲役3年を求刑しました。

弁護側は無罪を主張しています。

詐欺と窃盗の罪に問われているのは、無職の野田 尚仁被告(37)です。

起訴状などによりますと、野田被告は2021年4月、出会い系アプリで知り合った30代の女性に「ライブ配信アプリに課金してほしい」などと話し、女性のクレジットカードを使い約136万円を引き出したとされています。

長崎地検は2度にわたり「不起訴」としたものの、検察審査会が「起訴相当」と議決し、長崎県内では初めてとなる「強制起訴」事案として裁判が行われています。

12日の公判で検察側が懲役3年を求刑したのに対して、弁護側は女性が野田被告の行動を容認していたと見られるとして無罪を主張しました。

判決の言い渡しは9月4日です。

© 株式会社テレビ長崎