ひばりさんの長男・加藤和也氏が森田健作の番組に出演「母は歌手冥利に尽きることこの上ない」

美空ひばりさんの長男で「ひばりプロダクション」代表の加藤和也氏(52)が、俳優の森田健作がパーソナリティを務めるFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(6月23日、午前6時30分)、ニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心」(6月23日、午後7時)に出演することになり11日、都内で収録を行った。

1989年6月24日に52歳で亡くなったひばりさん。加藤氏は「今年で35年になりますが、こうやって番組でも取り上げていただき、生きている人のように扱ってもらえるのは、本当に感謝しています。そういう意味では母は幸せですし、歌手冥利に尽きることこの上ない」と語った。

番組内では加藤氏が子供のころにひばりさんが録音してくれていたカセットテープなどの思い出を語った。加藤氏は「童話集を買ってくれて、旅先で、母がその童話を呼んだものをカセットテープに録音してくれていた。本当に何度も聞きました。いまでも私の宝物で、大事に取ってあります」と笑みを見せた。

収録後に取材に応じた加藤氏は没後35年経ったことに「あっという間ですね。私は8月で53歳になり、母の年を1つ上になりますが、不思議な気持ち」と語った。来年は37回忌を迎え「節目節目には何かしたいとは思っている」という加藤氏。まだ具体的なプランは整っていないが「アルバム企画はもちろんですし、新しい技術を使ってのエンタテインメントも考えたい」。現在、東京・目黒区に「美空ひばり記念館」があるが、「どこか縁のあるいい場所があれば、ずっと見ていただけるようなものもあってもいいのかなと考えている。2つ3つあっても良いかなと思っている」と新しい記念館の建築構想も明かした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社