ラウールとマッサマン・向井康二を「夏の顔」にしたフジと『それスノ』のTBS「SnowManガチ争奪戦」勃発か

ラウール、向井康二(Snow Man)(C)ピンズバNEWS

このところフジテレビは、STARTO ENTERTAINMENTでもトップクラスの人気を誇るグループ・Snow Manを本格的にプッシュし始めたようだ。

メンバーの向井康二(29)は、バラエティ番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』で扮している「マッサマン」が大人気を博したことで、7月20~8月25日に開催されるフジテレビの大型イベント『お台場冒険王2024~人気者にアイ♡LAND~』のメインキャラクターにマッサマンとして就任。

さらに、同じくメンバーのラウール(21)は、7月20・21日放送の大型番組『FNS27時間テレビ2024』の目玉企画である「ダンス大会」の応援サポーターに就任することが発表されている。

「マッサマンで子どもたちに圧倒的な人気の向井さんと、グル-プ最年少でパリコレモデルでもあるラウールさん。フジテレビは2人を“夏の顔”にしようとしていますよね。

そしてドラマでも、7月期のフジは同じくSnow Manの目黒蓮さん(27)が『海のはじまり』で月9主演デビュー。向井さんも杉野遥亮さん(28)主演の『マウンテンドクター』(月耀夜10時~)にメインキャストで出演します。

これまでSnow Manと関係の深いテレビ局といえばTBSでした。冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』を始め、局を上げてグループを積極的にプッシュし、深い関係を築いている印象でしたが、ファン、視聴者の間でも“今夏はSnow Man=フジテレビ”の印象が浸透しつつあるようです」(テレビ誌編集者)

フジテレビでは22年から阿部亮平(30)をクイズバラエティ番組『今夜はナゾトレ』のレギュラー、深澤辰哉(32)をお昼の情報番組『ノンストップ!』の隔週木曜レギュラーに起用していることも手伝い、

《Snow ManはTBSの印象強かったけど月9がめめで27時間がラウで冒険王マッサマンでこの夏じわじわフジに侵食していってるの好きw》
《この夏は目向ドラマ、ラは27時間TV、向冒険王、向バラレギュラー、深情報番組レギュラーでしょ?TBSよりレギュラーあるんじゃない》

といった声がXに多く寄せられている。

「TBSはSnow Manが本格的にブレイクする前、20年3月に特番として『それスノ』を立ち上げています。さらに、早朝からのバラエティ番組『ラヴィット!』へ佐久間大介さん(31)と宮舘涼太さん(31)を起用して大活躍させたりと、ある種の先行投資をしていました。

いまや俳優業で物凄い人気を誇る目黒さんも、向井さんと21年4月からバラエティ番組『アイ・アム・冒険少年』(24年3月レギュラー放送終了)に起用され、やはり人気を博していましたよね」(前同)

■TBSとフジのスノ“ガチンコ”争奪戦が勃発か

特に『それスノ』は23年4月に現在の金曜夜8時――ゴールデン帯に昇格後、一時期は視聴率で苦戦する時期もあったが、現在はテレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率が4%を超えるような高い数字を獲得する回もあるように若年層に定着。とりわけSnow Manと他の人気グループがダンス対決を行なう「ダンスノ完コピレボリューション」は大人気を博していて、番組の看板企画へ成長しつつある。

「『それスノ』は若年層に大人気。それはつまり高単価のCMが入ってくる番組になりつつあるわけで、当然ながらフジテレビもそこの数字が欲しい。実際、フジテレビも『ドッキリGP』に向井さんを起用したのは20年1月と早い時期でしたが、マッサマン効果は絶大で現在、番組は子どもたちに大人気で、コア視聴率も高いですからね。

そこに来て、ラウールさんを『27時間テレビ』の“ダンスの顔”に起用したり、7月からは目黒さんの月9が始まったりと、いよいよ本格的にフジテレビとTBSでの“Snow Man争奪戦”が始まっている感もありますよね」(制作会社関係者)

ラウールは『それスノ』で、ストリートダンスの世界大会『WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP2024』――世界57か国で予選会が行なわれ、8月にアメリカで本戦が控えている大会に挑戦するドキュメント企画が5月10日放送回で組まれたりとダンス要素がプッシュされていたが、

「『27時間テレビ』も、全国から集った高校生ダンスチームによる一夜限りのダンス大会を開催して、ラウールさんがそれを応援することになります。ダンス企画は今、若年層を中心に数字を取りやすい鉄板ジャンルですが、これも『それスノ』のダンス企画と被るような感じも……。

いずれにせよ、Snow Manを前面に押し出して良い結果を得ていたTBSを追うように今夏、フジテレビも彼らとともに勝負番組、イベントを成功させよう、という感じですよね。ファンの層を広げ続けている圧倒的な人気面に、何事にも全力で臨んでくれる気持ちの良さ。さらにスキャンダル知らずの好感度――組みたい要素しかない9人ですが、今夏を経て、TBSとフジのスノ争奪戦は激しさを増していくのかもしれませんね」(前同)

フジテレビは、Snow Manのデビューが内定していた時期に放送されたバラエティ特番『7G~SEVENTH GENARATION』(19年8月)へのグループでの出演などもあった縁が深い局。グループ2つ目の冠番組がフジテレビで始まる、そんな展開もいずれあるのかもしれない――。

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