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近年、利用者が減少しているサイクリングロード「片鉄ロマン街道」。現状を何とかしようと地域の活性化に取り組む地元の小学生が奮闘しています。
岡山県和気町のサイクリングロード「片鉄ロマン街道」を佐伯小学校の児童が自転車に乗って駆け抜けます。
片鉄ロマン街道は、1991年に廃線となった旧片上鉄道の線路跡が整備され2003年、サイクリングロードに生まれ変わったものです。しかし近年、サイクリングの利用者は減少。この状況を何とかしようと地元の佐伯小学校の児童が立ち上がりました。児童らはこれまでも廃校となった別の小学校でイベントを開催するなど地域の魅力を発信しまちを活気づける取り組みに挑んできました。
地元といえ、ほとんどの児童が片鉄ロマン街道を走ったことはなくまずはその魅力を知るためこの日は実際に自転車で走ってみることにしました。線路を改修して作られたサイクリングコースは、ところどころにかつて鉄道が走っていた面影も…
(児童)
「線路の形がそのままここにあってすごいなと思います」
子どもたちは気になった箇所の写真を撮るなど興味津々。よく目にしていた風景ですがサイクリングを通じ見え方が変わったといいます。
(6年生)
「ものすごくきれいでした。車で何回も通ったことあるけど自転車ではトンネルの中も初めて通ったし山あり谷ありでした」
「昔はそこに線路があって列車が通っていたんだなと思うと、昔の佐伯はすごかったんだなと思いました」
児童それぞれが実際に体験して感じた片鉄ロマン街道の魅力。今後は撮った写真や片上鉄道の歴史などを盛り込んだオリジナルのコースマップを作成し地域のサイクリング大会などでPRしていくということです。