太陽光発電所から銅銭ケーブル盗んだか カンボジア人の男2人逮捕

ことし4月、群馬県・高山村にある太陽光発電所から銅線ケーブル約6メートルを盗んだとして、カンボジア人の男2人が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれもカンボジア国籍で大泉町寄木戸の無職チュン・ケン容疑者(33)と、レン・ナレット容疑者(34)です。警察によりますと、2人は4月20日から30日までの間に、高山村にある太陽光発電所の銅線ケーブル約6メートル、時価2万円相当を盗んだ疑いがもたれています。

盗んだ銅線は買い取り業者に売ったとみられています。警察は、今後の捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。容疑者の自宅などからは、犯行に使われたとみられるヘッドライトや工具などが押収されています。県内における犯行グループの逮捕はこれで4グループ目で、いずれもカンボジア人です。(

太陽光発電所の銅線ケーブルを狙った窃盗事件は、2019年以降目立つようになりました。2022年には133件だった被害も、去年は1108件と急増しました。県警は、犯行グループの増加が原因とみています。

ことしは、5月末までに577件と去年の同時期に比べ約2倍の被害が出ていて、警察は、今回逮捕した2人の余罪を調べるほか、犯行グループの特定を進めています。

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