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第71回春季東北地区高校野球大会は13日、宮城県の石巻市民球場で開会式が行われる。福島県第1代表の聖光学院と第2代表の光南は14日に初戦に臨む。聖光学院は14日午前11時30分から仙台市民球場で青森第2代表の青森山田と対戦する。光南は14日午後2時から石巻市民球場で宮城第1代表の仙台育英と戦う。
東北6県の県大会を勝ち抜いた14校がトーナメントで競う。開催県と翌年の開催県からは3校、残る4県からは2校が出場する。決勝は18日、石巻市民球場で行う。
福島県代表2校の県大会での戦いぶりや戦力などを紹介する。
■第1代表 聖光学院 本格派の二枚看板注目
県大会は投打がかみ合い、27得点7失点と盤石の試合運びを見せた。東北大会では2年ぶり5度目の優勝を目指す。
投手陣は古宇田烈と高野結羽の二枚看板。ともに右の本格派で力のある直球で押すスタイル。県大会準決勝で高野、決勝では古宇田が一人で投げきった。
打線は県大会で打率7割5分と絶好調だった1番竹田一遥、犠打などの小技が巧みな2番佐山瑞来の出塁が鍵。3~7番は調子を見極めながら日替わりで起用する。
初戦の青森山田は好投手を擁し、今春のセンバツ8強入り。打線が援護できるか注目される。
斎藤智也監督 夏に向けて一戦でも多く経験を積ませたい。
■第2代表 光南 打線好調 勝負強い主軸
県大会で38得点12失点と打撃の好調ぶりが際立った。東北大会は2年ぶり6度目の出場となる。
投手は速球とスライダーが武器の左腕の大越来夢、右下手投げの国井大翔の継投で勝ち上がってきた。右の北畠勇吹らも控え、陣容は厚い。
打線は低く速い打球を放つ意識が徹底され、つながりがある。県大会では3試合でコールド勝ちした。4番近藤寛俊が6打点、5番大槻翔太が7打点を挙げ、勝負強さを見せた。
初戦の仙台育英は昨年夏の甲子園準優勝メンバーが残る優勝候補。接戦に持ち込み、好機で着実に得点したい。
大友研也監督 打線の力が東北の強豪校に通用するか注目したい。