「核兵器のない平和な世界を」訴える国民平和大行進、岩手県内で始まる 16日まで

核兵器のない平和な世界を求めた「国民平和大行進」が県内で行われていて、12日は盛岡市で参加者が平和を訴えました。この取り組みは、1958年から毎年全国規模で行われているもので、2024年は6月9日から岩手県内での行進が始まり、16日まで行われます。12日に盛岡市で行われた行進前のセレモニーには、8歳で広島で被爆した盛岡市内に住む三田健二郎さん87歳も参加しました。

広島と長崎への原爆投下から79年近くが経ち、岩手県内に住む被爆者は15人まで減少しています。平均年齢は90歳を超えていて経験の継承はもちろん、速やかな核兵器の廃絶が求められています。参加者は盛岡市内中心部を行進しながら平和な世界の実現を訴えていました。行進は全国でリレー形式で行われ、8月には広島の平和記念公園に到着します。

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