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衣類は年齢とともに好みや似合うものが変わっていくものです。では、60代女性の場合、何着服を持っていればちょうどよいのでしょうか。本記事では『心、お金、時間の巡りがよくなる「暮らしのサイクル」の作り方』(KADOKAWA)の著者で整理収納アドバイザーの井田典子氏が、洋服の整理術について解説します。
衣類は1アイテム5点主義
以前は、タンスや引き出しの中が洋服でいっぱいなのに着る服がないような気がして、また似たようなものを買ってしまうという失敗をくり返していました。それは、自分の服を全部覚えていられなくなることから始まる悪循環です。衣替えのたびに、着ていない服を出し入れするのにうんざりしたものです。
なんとかそれを断ち切るために、思い切って覚えていられるだけの枚数にしようと決めました。私にとってはそれが「5」だったのです。コートもTシャツもセーターも、5枚なら指折り思い出すことができます。安いからというだけで買うこともなくなりました。
なかなかオシャレには自信が持てないのですが、人に会う機会が増えてくると上半身だけでも明るい色で接したいと思うようになりました。アイテムごとに写真を撮れば色味も客観的にチェックできます。服も景色を明るくする公共活動の一部かもしれませんね。
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すべての服がレギュラー
下段が私の服です。「1アイテム5点」だからクローゼットもスッキリ。「今、私に似合う服」のみになったので、出かけるときの服選びも迷いません。
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◆アイテムの種類
・Tシャツ
・夏パンツ
・夏ブラウス
・春秋コート
・七分袖ブラウス
・冬パンツ
・長袖Tシャツ
・冬コート
・長袖ブラウス
・ジーンズ
・カーディガン
・ジャケット
・セーター
・山歩き用
・ロングニット
・礼服
写真に撮って、買い物の参考に
アイテムごとに「最新の5点」をスマホで写真に撮っておきます。“欠番” が出たら新たに購入しますが、写真で手持ちの服を確認できるので、店頭での服選びの参考になります。
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整理収納アドバイザー
井田 典子