【卓球】石川佳純さんが女子中国代表エースとの関係性明かす「日本に来た時は焼き肉を食べに…」

記念コイン記者発表会に出席した石川佳純さん

卓球女子で五輪3大会連続メダリストの石川佳純さん(31)が、女子中国代表エースとの関係性を明かした。

石川さんは12日、都内で行われたパリ五輪・パラリンピックの公式記念コイン記者発表会に出席。卓球女子代表には早田ひな(23=日本生命)、平野美宇(24)、団体戦要員として張本美和(15=ともに木下グループ)が選出されている。

石川さんは「今回の日本代表は比較的若いチームで、勢いや実力を兼ね備えていると思う。それぞれの選手が、パリ出場までのすごく厳しい選考レースをへて、出場権を勝ち取った。選手みんながレベルアップした姿で、パリの舞台に立ってもらえると思う。中国の壁はすごく厚いけど、乗り越えていってほしい」と代表選手たちにエールを送った。

その中でも注目は張本だ。1月の全日本選手権で準優勝など急成長を見せ、伊藤美誠(スターツ)とのメンバー争いを制した。石川さんは若きホープについて「普段は15歳らしいかわいい一面があるけど、試合になるとクレバーで落ち着いたプレーを見せてくれる。勢いがあるし、五輪という大舞台でも力を発揮できる選手じゃないかな」と大きな期待を寄せた。

また、石川さんは昨年4月のWTTチャンピオンズマカオで、東京五輪2冠でパリ五輪代表の陳夢(30=中国)との試合を最後に引退。「陳夢選手とはジュニア時代の13歳からずっと同じ大会に出てきて、本当に手ごわい相手だった。でもコート外では仲が良くて私が引退した後も、日本に来た時は焼き肉を食べに行って、いろんな話をした。パリ五輪のシングルスに出場されるので、陳夢選手も日本選手の高い壁になると思う。陳夢選手もベストプレーができるように願っています」と盟友の健闘を祈った。

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