【バレーボール】高橋藍 悲願のメダル目指すパリ五輪へ手応え「勝つイメージを持たせない」

16得点と躍動した高橋藍(Volleyball World提供)

バレーボール男子日本代表の高橋藍(サントリー)は〝真夏の祭典〟に向けて手応えを語った。

ネーションズリーグ(NLV)予選ラウンド男子第2週福岡大会5日目(8日、北九州市・西日本総合展示場)で日本は、スロベニアと対戦して3―1で勝利。チーム2位の16得点をマークした若きスパイカーは「みなさんのエネルギーがすごいので勝つことができた。この試合にしっかりとコンディションを合わせられた。非常にいい形で2日間準備できた」と振り返った。

今夏のパリ五輪で悲願のメダルを目指すにあたり、スロベニアは崩すべき壁の1つ。前哨戦で白星を飾った点については「五輪に向けていい戦いになった。ここでしっかり勝っておくことで、五輪で戦う時のスロベニアのメンタルも違う。日本に勝つイメージを持たせないことが五輪にもつながってくる」と収穫を口にした。

福岡大会から合流した高橋だが、セッター・関田誠大(ジェイテクト)とのコンビネーションも日に日に深まっている。「8割は合っている」と順調ぶりをアピールした上で「イタリアとフィーリングは違うので、少し早く入りすぎたりとか、待ちすぎたりというところはある。微妙な調整は試合を通してやっていくことが必要」と気を引き締めた。

試合後の場内インタビューでは「みなさん大好きです!」と笑みを見せ、ファンを魅了した高橋。パリ五輪でもさまざまな形でファンをとりこにしてくれそうだ。

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