伊方原発の乾式貯蔵施設、運用開始5カ月延期 四電が変更届提出

 四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)で建設中の使用済み核燃料を一時保管する乾式貯蔵施設について、四電は12日、2025年2月の運用開始時期を5カ月延期し、7月とする方針を発表した。核物質防護区域の周辺エリアを拡大したことによる工事計画の見直しで、同日、原子力規制委員会に変更届を提出した。

 四電はエリア拡大の理由について「継続的に検討する中で、より安全性が確実な防護とするため」とし、対象範囲など詳細は「機密に関することのため言えない」としている。

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