キャリーバッグの荷物に「擬態」する猫 かわいいお顔に「一緒に行く気満々ですねw」

こんな柄のシャツ、持ってたっけな?

キャリーケースの荷物に擬態する猫ちゃん。まるで「ついて行く」と言っているかのような姿が、Xで注目を集めています。投稿したのは、Xユーザーの「@cat_anko3」さん。

当ポストには2024年6月5日時点で2万件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。

また記事中では、猫の飼育費用についてもご紹介します。

※ポストの画像は【写真3枚】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

キャリーケースの隙間にすっぽりと入る猫ちゃん

「荷物にまぎれる後ろ姿がかわいくて、名前呼んだら振り向いた」というコメントとともに投稿されたのは、2枚の写真でした。

そこに写っているのは、外出の荷物が詰められたキャリーケース。中身をよく見ると、かわいい猫ちゃんの背中も写っていますね。

縦型の隙間にちょうどよくおさまっているのは、猫の「あんこ」くんです。荷物に擬態する「チャーミングな後ろ姿」を目にした飼い主さんが、名前を呼ぶと……?

「一緒に行く気満々でかわいい」「連れて行ってほしいニャン」など反響

【写真2枚目/全3枚】「このまま一緒に連れて行ってくれればいいのよ?」

あんこくんはケースにおさまったまま、お顔だけをこちらに向けて反応。まん丸の瞳で振り返る表情からは「僕も一緒に行けるよね?」なんて雰囲気が漂います……!

【写真3枚目/全3枚】さあ、早く一緒にいこうよ!

@cat_anko3さんはポストを引用する形で、正面から見たあんこくんの姿も紹介しました。あんこくんは完全に「荷物の一部」のようになっていて、思わず笑みがこぼれてしまいますね……!瞳の輝きからは「出かけよう」という気持ちが伝わってきます。

一緒にお出かけしたくなりそうな猫ちゃんの姿は、大勢を癒した様子。

ポストには「さぁ、行くぞ!」「僕も一緒に行くよ」「ここでいいんだよね?」「一緒に行く気満々でかわいい(笑)」など、あんこくんの心の声を想像する人のコメントが続出。ほかにも「一番好きな猫ハラです」「か、かわいい……」と悶絶したという感想も寄せられ賑わっています。

猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇

ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この後にも続きますよ)。
「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均

獣医にかかる医療費

  • 2018年:2412円
  • 2019年:3016円
  • 2020年:2918円
  • 2021年:3367円
  • 2022年:2392円
  • 2023年:3400円

猫の保険

  • 2018年:1729円
  • 2019年:2349円
  • 2020年:1758円
  • 2021年:2731円
  • 2022年:2069円
  • 2023年:1988円

市販の猫主食用キャットフード

  • 2018年:2599円
  • 2019年:2745円
  • 2020年:2673円
  • 2021年:2978円
  • 2022年:2877円
  • 2023年:2988円

市販の猫おやつ用キャットフード

  • 2018年:1092円
  • 2019年:1303円
  • 2020年:1241円
  • 2021年:1346円
  • 2022年:1356円
  • 2023年:1562円

上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。

アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに

同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。
「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
  • 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
  • 3位 21.5%:別れがつらいから
  • 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
  • 5位 18.1%:十分に世話ができないから

上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。

猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?

同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
  • 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
  • 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
  • 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
  • 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから

これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。
様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。

小さなころから「猫と暮らしたい」という想いがあったといいます

さて、投稿のご紹介に戻ります。

荷物にまぎれる後ろ姿がかわいくて、名前呼んだら振り向いた🤭 pic.twitter.com/bh7v3W02sm

— あんこともなか🐾充電ねこ (@cat_anko3) May 29, 2024

最後に、投稿者さんに詳しいお話をうかがいましたのでご紹介します。

――出会いのエピソードを教えてください。

お店で出会いました。子供が入院していたのですが、退院日にちょうどオープンしたペットショップがありました。自宅から遠く、入院していなければ行くことのないところでしたので、運命的な出会いを感じたことを覚えています。

――お名前の由来はありますか?

小さい時から猫を飼いたくて、飼うなら性別に関わらずあんこにしようと思っていました。可愛いので(笑)。

――普段はどのような子ですか?

好奇心旺盛で甘えん坊です。何か荷物が届くとすべて匂いをチェックしますし、仕事から帰ってくると玄関のドアからはみ出てお出迎えしてくれたり、ソファに座ってるとお膝に乗ってきたりします。

――自慢のポイントは何ですか?

ぱっちりお目目と、充電されたりエアコンの上でポージングしたり、変な動きをするところです。

以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。

参考資料

  • @cat_anko3
  • 「あんこともなかのにゃんキング」
  • 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」

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