「また違う自分のスタイルが作れるんじゃないか」渡邉彩香“再び輝くため”のパッティング改造 ユピテル・静岡新聞SBSレディース出場へ

JLPGAステップ・アップ・ツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」がいよいよ6月14日、静岡カントリー浜岡コース(静岡県御前崎市)で開幕します。9回目の2024年、初めて出場するのが、レギュラー通算5勝を誇る渡邉彩香選手です。

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静岡県熱海市出身の渡邉彩香選手。ティーショットの平均飛距離は250ヤードを超える国内女子トップクラスの飛ばし屋です。渡邉選手は10歳でゴルフを始め、高校時代は、静岡県のアマチュア大会で連覇を達成、プロではその豪快なショットを武器に最高峰の舞台で活躍しています。

しかし、昨シーズンは思うような結果が残せませんでした。

<渡邉彩香選手>
「ミスしちゃいけない、曲げてはいけないという感情が去年はすごく湧いていた」

苦しんだ結果、レギュラーツアーのシード圏外に。復活をかけ、オフの期間に重点的に練習したのがパッティングでした。

<渡邉彩香選手>
「今まではジャストタッチのイメージが強くて、ショートして外すことが多かったので、しっかり打とうという取り組みを今年はやっている」

もともとは、最後のひと転がりでカップへ入る「ジャストタッチ」が理想だった渡邉選手。昨シーズンはそのひと転がりに泣くことが増えたといい、今シーズンはオーバーしても良いという意識に変えました。

<渡邉彩香選手>
「今シーズンはパターの調子の波は安定している」

その言葉通り、今シーズンはパッティング改造の成果が出ています。主催者推薦で出場した3月のレギュラーツアー開幕戦。ロングパットではオーバーして、やや距離を残す場面もありましたが、返しのパットをしっかり沈めました。

<渡邉彩香選手>
「パターはずっと課題だったが、ここにきてタッチをガラッと変えられたので、また違う自分のスタイルがつくれるんじゃないかと思う」

今シーズン、ここまで出場したレギュラーツアーは9試合、うち、8試合で決勝ラウンドに進出と好調をキープしています。そんな中、地元で行われるステップ・アップ・ツアーのユピテル・静岡新聞SBSレディースへの出場を決めました。

<渡邉彩香選手>
「レギュラーも含めて静岡の大会でたくさん応援してくださる方の前で、いいプレーをするっていうのは自分の一つの大きなモチベーションなので」

静岡カントリー浜岡コースへの印象を聞くと。

<渡邉彩香選手>
「中学生、高校生ぐらいのときに、行ったきり。そのときは、すごく風が強くて、結構難しいなっていう印象がある。グリーンもそんなに大きいという印象はあまりないので、風の中でもそうですし、ピンに対して、ちゃんとラインを出していかないとバーディチャンスもなかなかつけられないと思う。また、静岡でいいプレーができるように頑張りたいと思っているので、応援していただけたらうれしいなと思う」

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