西武、連敗8でストップ!渡辺監督代行「一つ勝っただけで大腕を振って喜べないんですけど…」

○ 西武 5 - 0 広島 ●
<2回戦・ベルーナドーム>

西武は12日、隅田知一郎が広島9回を一人で投げ抜き、広島に5-0で勝利。チームの連敗は8で止まった。

渡辺久信監督代行は連敗ストップに「ハイよかったです。厳しい戦いが続く中で、今日は主導権をしっかり握れて、逃げ切れたというのがよかったと思います」と勝因を語った。

この日完封勝利を挙げた隅田の投球については「序盤先頭打者を出すイニングが多くて苦しんでいたんですけど、そのあときっちり慎重に抑えて点を与えないで進んでくれたので、連敗してるときはピッチャーが完封するに限るなと思います。途中からマダックス狙えるなと思ってみてたんですけど、最後はそんなことより何球使ってもいいから打ち取ってくれと思っていましたね」と振り返った。

隅田は「昨日、源田さんの悔しい姿を見て、今日は絶対勝つぞ、やり返すぞという気持ちでマウンドに上がりました」とし、「ストレートがすごい走っていたので、真っすぐで押していけるんじゃないかと古賀と話して、そこを押していけたのでよかったです」と力でねじ伏せられたことが勝利の要因に挙げた。

また、99球での完封勝利には「カープさんもすごい積極的に攻めてくるチームなので、その中でもストライクで勝負できたのがすごい結果につながったと思います。最終回ちょっと意識したんですけど、連打されて無理なんじゃないかなと思いました」と舞台裏を明かした。

隅田は今後に向けて「チームとしてはすごい悔しい気持ちつのってるんですけど、勝つ喜びはすごい大きいので、こういう試合を続けていってこれからもどんどん上がっていきたいので熱い声援よろしくお願いします」と決意。

渡辺久信監督代行は「一つ勝っただけで大腕を振って喜べないんですけど、この勝ちというのが選手にどういういい流れを与えるかというところで、また明日からしっかりやっていきたいと思います」と話した。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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