初の尾瀬フェア 尾瀬保護財団が22、23の両日、東京都昭島市 尾瀬サミットの在り方見直しで

 尾瀬サミットの在り方を見直して尾瀬国立公園の新たなPR方法を検討してきた尾瀬保護財団は22、23の両日、東京都昭島市で尾瀬フェアを初めて開催する。アウトドアに特化した商業施設「モリパーク アウトドアヴィレッジ」を会場にVR(仮想現実)ゴーグルを使った尾瀬体験など多彩な内容で尾瀬の魅力を発信する。

 財団は尾瀬の自然保護や地域連携について福島、群馬、新潟3県などの関係者が毎年秋に話し合う尾瀬サミットを休止している。減少傾向が続く尾瀬の入山者数の回復に向けた新たなPR事業の第1弾として企画。首都圏で登山初心者らを対象に催す。

 会場では福島県や同県檜枝岐村、南会津町観光物産協会、群馬県、片品村、魚沼市、東京電力グループ、財団などが出展する。荷物を背負って尾瀬の山小屋に届ける「歩荷(ぼっか)」のユーチューバーらも来場する。VRゴーグル尾瀬体験をはじめ、福引や尾瀬の花カード作り、鹿革キーホルダー作り、歩荷体験などが楽しめる。

 両日とも午前11時から午後4時30分まで。問い合わせは尾瀬保護財団へ。

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