米フェデックス、欧州の内勤最大2000人削減 貨物需要低迷で

Ananta Agarwal

[12日 ロイター] - 米物流大手フェデックスは、欧州でバックオフィスの人員1700─2000人を削減する計画を明らかにした。

同社は、貨物需要の低迷や航空便配送を手がける最大部門「エクスプレス」の利益率伸び悩みに直面し、利益押し上げに向けコスト削減に取り組んでいる。

今回の削減は1年半かけて行われ、法的費用と退職金に関連する税引き前費用は2億5000万─3億7500万ドルになるという。

削減により、2027年度から年間1億2500万─1億7500万ドルの経費節減が見込まれる。

同社は、配送ネットワーク再編と輸送能力増強計画の一環として、25年度末までに40億ドルのコストを削減する計画を発表している。これには24年度の18億ドル削減が含まれる。

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