冷感インナー5種をサーモグラフィで表面温度を測りながら検証したら「この夏のベストバイが分かった!」

(撮影:ALBA)

近年は夏の暑さが厳しくなっており、35度以上の猛暑日を記録する日も増えてきた。それだけに夏のゴルフはハードで、熱中症の危険も高まっている。そんなときに活用したいのが、体を涼しく快適に保ってくれる『冷感インナー』だ。でもどれを選べばいいのか悩んでしまう人も多いだろう。そこで5種の冷感インナーをサーモグラフィで表面温度の差を測りながら検証した。テスターは実戦的なレッスンが人気の北野正之プロ。

「最新の『冷感インナー』には接触冷感だけでなく、高い吸湿速乾性やUVカットなど、さまざまな機能が備わっています。半袖ポロシャツの下に長袖のインナーを着ることで、ヒンヤリとして快適に過ごせますし、日焼け対策にもなります。重ね着をしているのにどんどん快適になるのは不思議な感覚ですが、ラウンド後の疲労感が段違いに少なくなり
ますし、熱中症予防にもなるのでぜひ活用してほしいですね」と北野プロ。
 
今回は冷感インナー5種をテスト。S+、S、A+、Aの4段階で評価した。
 
●北野プロの評価がS+で最も高かったのは、ヒンヤリ感が最強レベルだったオークリー『接触冷感ベースレイヤーVネック』。
 
「非常に接触冷感の強い生地を使っており、瞬間的な冷たさ、持続力ともに最強レベル。胴体部の通気性の高さも特徴的で、風が吹くと、ヒンヤリした冷房のような風が体を通り抜けていく。生地の伸びも良く、スイングの邪魔にもなりません」
 
●次のS評価を獲得したのは、振りやすさ重視のドーム『アンダーアーマー アイソチル フィティド ロングスリーブVネック』。
 
「体にピッタリとフィットする作りだが、伸縮性の高い生地なので心地良く着られます。熱がこもりにくい生地で、快適に過ごせる。体の部位ごとに細かな縫製が施されているため、スイング時の違和感がなく、運動のしやすさで選ぶならNo.1」
 
●続いてA+評価だったのは、ゆったりラクに着られてヒンヤリ感も強いトミーアーマー『COOL TOUCHインナー』。
 
「着用時のヒンヤリ感があり、汗をかいてもサラッとしていて不快感が少ない。ゆったりとした生地と作りで長時間着用しても楽。ハイネックのぶん、胸元の日焼けを抑えられるので、UVケアを重視する人にもおすすめなアイテム」
 
●同じくA+評価を獲得したミズノ『バイオギアソーラーカット スーパークールVネックシャツ』は、独自素材のヒンヤリ感が魅力だ。
 
「太陽光を遮断して衣服を快適に保つ独自素材がヒンヤリと冷たく、持続力も高い。ストレッチ性もしっかり備わっていて、着ていて楽だし、スイングのしやすさもある。コスパが良いので、冷感インナーをお試しするのに最適」
 
●A評価だったグリップインターナショナル『ロサーセン ハイテンション ストレッチ長袖シャツ』は上質な肌ざわりの生地で着心地の良さは抜群だった。
 
「やわらかく肌ざわりの良い生地感の良さが光る冷感インナー。吸水速乾、UVカット、ストレッチなど、機能性も高く、キシリトールを配合することで接触冷感も備えている。特に汗をかいたときに、生地が反応してヒンヤリと感じられます」
 
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