最近はスパイクレスシューズを愛用する人が、アマチュアもプロゴルファーも増えてきているという。だが昔からのスパイクシューズ愛用派も健在する。どちらのほうが良いのか、それぞれのメリットをふたりに聞いた。
「グリップ性能が長持ちするし、芝が濡れているときや傾斜で有利だからスパイク！」と話したのはティーチングプロの町島久晴。
「もちろん最近のスパイクレスシューズはグリップ力が上がっていると思います。ただし、やっぱり雨が降ったとき、朝露があるときはスパイクのほうがグリップ力は高いし、傾斜などでも踏ん張りが利くのはスパイクだと思います。それと、スパイクレスシューズは新品のときはグリップ力が高くても、使っていくうちにアウトソールが消耗するスピードがスパイクタイプより早いと思います」
「もちろん、スパイクタイプも使用するうちにグリップ力は落ちますが、そうなったらスパイク部分だけの交換もできます。結果的に長く性能を発揮できるのはスパイクだと思いますし、気に入ったシューズを長く履けるのもいいですね」という意見。
一方、「スパイクレスのほうがいい。軽くて、初日からなじむから」と話したのは、アマチュアゴルファーの西潟幸治さん。
「ここ5年間は、ほぼスパイクレスのシューズしか履いていません。スニーカーのような履き心地のよさで、もうスパイクには戻れませんね。最近のスパイクレスはグリップ力にもまったく問題ありませんし、軽量なのでラウンド後に足が疲れないのが気に入っています」
「昔は『ゴルフシューズは重いほうが安定するし疲れにくい』というのが定説だったので、私もスパイクでやや重量感があるタイプを使っていましたが、スパイクレスを履くようになって圧倒的に軽量タイプのほうがよいと思いました」
「昔、スパイクシューズを使っていたときは、新品のシューズを初めて履くと必ず靴ズレしていましたが、スパイクレスは初日から足になじむ感じもいいですね」という。
さて、あなたはどちら派ですか？
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