映画「タイタニック」のケイト・ウィンスレットとジェームズ・キャメロン監督が〝不仲説〟の真相を告白

ジェームズ・キャメロン監督

英女優ケイト・ウィンスレット(48)とジェームズ・キャメロン監督(69)が12日発売の米誌「バラエティ」で、映画「タイタニック」(1997年)からの不仲説について初めて真相を語った。

不和説は、ウィンスレットが「タイタニック」公開から3か月後、米誌「ローリングストーン」とのインタビューで、「キャメロンともう一度一緒に仕事をするのは大金がもらえるときだけ」と発言したことがきっかけだった。

一方のキャメロン監督はバラエティ誌に、「いつか晴れた日に」(95年)や「ハムレット」(96年)など、ウィンスレットの過去の出演作から判断し、「タイタニック」のローズとして配役することには当初、否定的だったという。

同監督は「正直、ばかげたキャスティングだと思った」と明かした。理由は、ウィンスレットの過去の出演作で演じた役が、上流階級の子女という設定のローズとあまりに似ていたからだと説明した。

ところがキャメロン監督は、スクリーンテストで見たウィンスレットは「生き生きとし、確かな自信で光り輝いていた」とした上で、「賢明な判断が勝り、みんなの言っていたことがようやく分かった」と当時を振り返った。

ローリングストーン誌での発言の真意については触れなかったが、ウィンスレットは「当時の不仲説が、私たちの実際の関係を覆い隠してしまったことが残念」とバラエティ誌とのインタビューで語った。

実際、ウィンスレットと同監督は2022年の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」で再びタッグを組んでいる。一方、「タイタニック」のレオナルド・ディカプリオ(49)とは、08年の「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」で再会し、夫婦役を演じた。

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