全面的に争う姿勢 企業間「カスハラ」裁判 札幌地裁で初弁論

顧客企業から「カスタマーハラスメント」を受けたとして、東京の会社が取引先の道内企業を訴えた裁判。全面的に争う姿勢です。

住宅設備機器などを販売する東京の橋本総業は、「去年3月に当時の道東営業所長が取引先の札幌の扶桑物産と、釧路の釧路扶桑物産の社長を兼ねる人物から2時間に渡り怒鳴られたことで抑うつ状態になった」などとして、両社に対し、1100万円の損害賠償を求めて札幌地裁に提訴していました。

訴えに対して扶桑物産側は、「不合理な理由で罵声を浴びせたり侮辱をしてはいない」「その日は別の来客予定もあり2時間面談もしていない」「元所長は以前からうつ病だったと話していた」などと主張。事実無根であるとして、全面的に争う姿勢を示しました。

次回の裁判は来月を予定しています。

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