暴力団組長を刺して殺そうとした罪 無職の男に懲役9年の判決「殺意があったと認められる」 岡山地裁

岡山市で暴力団の組長を刺し殺そうとした罪などに問われている男に岡山地方裁判所は懲役9年の判決を言い渡しました。

殺人未遂などの罪で判決を受けたのは、津山市の無職の男(71)です。

判決によりますと男は2023年4月、指定暴力団池田組傘下の男性組長(当時77歳)の岡山市の自宅で組長の首を出刃包丁で刺して殺そうとしました。

裁判の争点は、男に殺意があったかどうかです。

13日の判決公判で岡山地裁の本村曉宏裁判長は「被害者が背中を向けているときに、自宅から持ってきた出刃包丁で強く刺したことから殺意があったと認められる。被害者が処罰を求めていないとはいえ危険な行為だった」などとして懲役10年の求刑に対し、懲役9年の判決を言い渡しました。

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