「植生の転換を確認」 NMCなどが河畔林保全活動 茅ヶ崎市

相模川沿いの河畔林で6月8日、日産モータースポーツ&カスタマイズ(株)(=NMC/本社=萩園)などによる保全活動「河畔林育成プロジェクト」が行われた=写真。

2011年から活動を行う市民団体「相模川の河畔林を育てる会」に、地域活動の一環として同社が協力しており、今回も協力会社や市職員など含め約60人が参加。環境を整えることで多様な生物が生育可能な健全な森づくりを目指している。

市景観みどり課によると、昨年から行ってきた草を根元ではなく高さ30cmほどで刈り込む「高刈り」と、外来種を根元から抜いて抑制することにより、「外来種より在来種が徐々に優勢になる植生の転換が見られ始めており、在来のオギに巣を作るカヤネズミも見られるようになっている」と話している。同社の市川卓真理事は「無心で汗をかいて活動できて気持ちが良い。環境整備に貢献していきたい」とし、粕谷清徳常務は「地域のためにも続けていくことが大事」と話した。

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