![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1173882335026873317/origin_1.jpg)
犬にストレスを与えすぎたときに起こる悪影響
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1173882335036703662/origin_1.jpg)
愛犬のストレスサイン、見逃していませんか。
犬のストレスサインは、普段の生活の中にも、何気ない仕草や行動となってあらわれています。
- 叱られてばかりいる
- 甘やかされてばかりいる
- 構われすぎている
- 飼い主が不安やストレスを抱えている
このようなとき、犬はストレスを感じやすくなります。小さなストレスが、大きなストレスの塊となって蓄積されます。
では、犬にストレスを与え過ぎたときに、どのような悪影響が起こるのでしょうか。危険なサインを見逃さないように確認しておきましょう。
1.手足を舐めすぎて指間炎を引き起こす
犬にストレスを与えすぎると、手足を舐めすぎて指間炎を引き起こすことがあります。
指間炎になると、ひどい痒みを伴うことがあり、犬が舐めたり噛んだりすることで悪化し、治りにくくなります。
愛犬の指や肉球に炎症は起きていませんか?
- 赤くなっている
- 腫れている
- 血が出ている
- 血が黒く固まっている
- 膿が溜まっている
- コブが出来ている
ストレスレベルは低いと言えますが、犬が手足を舐めてばかりいるのは、危険なストレスサインです。
皮膚の健康状態をチェックし、炎症が起きているときは、悪化する前に動物病院で診てもらいましょう。
2.ごはんを食べなくなる
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1173882341603558030/origin_1.jpg)
犬にストレスを与えすぎると、ごはんを食べなくなることがあります。
軽度の食欲不振があり、ごはんを食べ残したり、トッピングがなければ食べなかったり、おやつだけ食べるなどすることがあります。
ストレスレベルは低いと言えますが、トッピングやおやつで対処していると、栄養過多になったり、栄養不足になったりすることがあるため要注意です。
3.威嚇や攻撃をするようになる
犬にストレスを与えすぎると、威嚇や攻撃をするようになることがあります。
初めは、(何だか今日は怒りっぽいな…)と感じられる程度かもしれません。触ろうとしたときに唸り声を上げられたり、ハーネスをつけようとしたときに嫌がって噛みつかれそうになったりすることがあります。
飼い主や家族だけではなく、他人や他犬に対しても威嚇や攻撃をするようになってしまうことがあるため、トラブルに要注意です。
ストレスレベルは中度と言えます。危険なストレスサインです。
お互いがケガをしてしまうことがないよう、他人や他犬とのトラブルを起こしてしまうことがないよう、ストレスの原因を探り、なるべく早く取り除いてあげるべきです。
4.しっぽを噛むなどの自傷行為をするようになる
犬にストレスを与えすぎると、しっぽを噛むなどの自傷行為をするようになることがあります。
初めは、しっぽのお手入れをしているだけのように見えるかもしれません。(さっきからずっとしっぽを噛んでるな…)と感じられるときは、皮膚の状態を見てあげてください。
しっぽから出血するほど噛み続けてしまうことがあります。しっぽを噛みちぎってしまうこともあります。
ストレスレベルは非常に高いと言えます。危険なストレスサインです。犬が自分自身では心をコントロールすることができなくなっています。
動物病院へ行き、しっぽの傷だけではなく、心の状態も診てもらうとよいでしょう。
まとめ
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1173882381227065784/origin_1.jpg)
犬にストレスを与えすぎたときに起こる悪影響を4つ解説しました。
- 手足を舐めすぎて指間炎を引き起こす
- ごはんを食べなくなる
- 威嚇や攻撃をするようになる
- しっぽを噛むなどの自傷行為をするようになる
愛犬のストレスを解消するためには、何がストレスの原因になっているのかを突き止めなければなりません。
叱りすぎたり、構いすぎたりしていませんか。飼い主の接し方や態度が、愛犬のストレスの原因になっているかもしれません。
愛犬は飼い主に合わせて生活しています。それだけでも小さなストレスを感じています。お散歩や運動に行くなどし、上手くストレスの発散をさせてあげることも大切です。
(獣医師監修:寺脇寛子)
※動画・画像がうまく表示されない場合は「わんちゃんホンポ」サイトにてご覧ください。