『つなぐ』どこまでも高く飛ぶ彼女たちの合言葉 郡山女子大学附属高校 バレーボール部【明日への一歩】

ひときわ輝きを放つバレーボール界。
県内の名門、郡山女子大学附属高校。

金の卵たちが弾ける。

\---佐藤監督「バレーボールは特につなぐスポーツと補うスポーツなので。」

\---八木橋選手「ボールをつなぐということだけじゃなくて、気持ちの面でもつながっていないと、それがボールにもあらわれてくると思うので、勝ちたいという気持ちを全員でつなぐ。」

ボールだけでなく、絆を・・・歴史を・・・楽しい時間を…苦しかった時間を・・・青春を・・・「つなぐ」

郡山市にある郡山女子大附属高校。

バレーボール部は、春高バレーに8年連続、25回出場している強豪校です。

その強さを佐藤浩明(ひろあき)監督はこう話します。

\---佐藤監督「スーパースターはいないです。誰もスーパースターいないです。コツコツ補いながらみんなでつくりあげる。」

要となるのが、キャプテンの八木橋(やぎはし)環(たまき)選手。
誇らしげに語るチームカラーとは?

\---八木橋選手「唯一無二の選手がいっぱい揃っていて、プレーでも性格の面でも一人一人個性があって、チームワークでそれをまとめるというのがチームの特徴だと思います。」

全国切符をかけたインターハイ県予選。
決勝の相手は、聖光学院。

第一セット、24対22。
土俵際に、追い詰められます。

\---八木橋選手「私たちも1点取るのに必死だったんですけど、負けるイメージは誰もしていなかったですし、緊迫した状況の中でもやることを確認してできていたので。」

つないだ、郡山女子大附属。
第1セットを取り、第2セットを圧倒。
最後に決めたのは、U18日本代表の佐藤にじ選手。
5大会連続の優勝をもぎ取りました。

\---佐藤監督「子どもたちは負けられないというプレッシャーの中で苦しんだけど、最後勝ち抜けたということは、どんな優秀な指導者でも経験は教えられないです。負ける経験より勝った経験というのは、倍の力を発揮すると思います。」

決して全員がスーパープレーヤーではありません。
その変わり、それぞれが自身を客観的に見つめる、まなざしを持っています。

\---石井選手「みんながつないでくれたボールが最後にレフトにあがってきて、
私が打つ時に絶対に1本づつ決める気持ちと、みんなのために決めきれるようなエースになれたらいいなと思っています。」

エースの石井美空(みく)選手。
2年生で出場した今年の春高バレーは2回戦で敗退。

「勝つためには、何が必要なのか?」

たどりついたのは、
「One for all,All for one」

\---石井選手「仲間といっしょにボールをつないで、最後まで諦めないでボールを追いかけたり、そのなかでチームとして一つにまとまって勝ちに行く。」

最大の武器は、「チームワーク」。

昼食の時間。
バレーボールでは、ストイックな選手たちも、普段は普通の高校生。
この明るさが、チームの原動力ともなっています。

郡山女子大附属、バレーボール部が練習の中で、最も時間を費やすのは守備練習です。細かな確認作業を繰り返します。

\---佐藤監督「どこに相手がやってくるかを読まなきゃいけない、先に読む。勝負する。」

\---八木橋選手「私たちの持ち味は、ディフェンスで必ず相手を上回ること。」

ディフェンスの中心、リベロの川村愛(あい)選手。
彼女のプレーを輝かせるのは、『仲間への感謝』

\---川村選手「レシーブはレシーブだけではできないので、ブロックもあってカバーする人もいてというのがあるので、周りのみんなと心を通じてやっていかなければと思う。」

コートをはいつくばっても立ち上がる・・・
ボールには、仲間の思いと、歩んできた足跡が込められているから・・・

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『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年6月12日放送回より)



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