予備宇宙飛行士、香港から1人選抜

中国載人航天工程弁公室によると、有人宇宙飛行プロジェクトの第4期予備宇宙飛行士の選考が数日前に終了し、最終的に宇宙パイロット8名と搭乗科学技術者2名(各1名)の計10名が選ばれた。6月11日の香港メディアによると、香港とマカオから搭乗科学技術者が選ばれた。関連する予備宇宙飛行士は中国宇宙飛行士研究訓練センターに入り、包括的かつ体系的な訓練を受けることになる。有人宇宙飛行計画の第4期予備宇宙飛行士の選抜は2022年10月に始まった。初めて香港とマカオで予備宇宙飛行士が選出され、選ばれた予備宇宙飛行士は、予備選考、再選考、そして最終選考となる。『星島日報』は先に、香港初の女性搭乗科学技術者となるのが警察の黎家盈・主任警部であると報じた。

李家超・行政長官は11日朝、香港大学校務委員会を巡る論争や香港司法に対する告発などの主要問題に対応するため行政会議に出席する前に記者団と会談した。李長官はまた、香港市民が初めて国家有人宇宙飛行プロジェクトの搭乗科学技術者に選ばれ、宇宙飛行士となり、宇宙科学研究に参加し、国家の航空宇宙開発に貢献する機会を得たと指摘。プロジェクトを立ち上げ、特区と香港人民の輝かしい歴史を刻むと述べた。搭乗科学技術者の身元やその後の取り決めなどの詳細は現段階では公表されておらず、追って発表される予定だ。

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