広東省の海洋経済が29年連続1位

6月6日に発表された『広東省海洋経済発展報告(2024)』によると、広東省の海洋経済総額は29年連続で全国1位である。初歩的な試算によると、2023年広東省の海洋経済総生産は18778.1億人民元で、前年比は4%となっており、地域総生産の13.8%と全国海洋経済総生産の18.9%を占めている。

広東省海洋経済の発展には主に3つの原因があると言われている。先ずは海洋産業構成の持続的最適化。2023年、広東省の海洋製造業には4675.1億人民元の増加があって、前年比は4.9%で、海洋工学装備製造・海洋薬物と生物製品・海洋電力などの新興産業が急速に発展しているという。それ以外、海洋産業の規模も益々大きく、また強くなっている。2023年に始動した現代化海洋牧場プロジェクトは40個に達しており、海水製品の年産量は478.2万トンで、前年比が4.3%となっている。また、海洋天然ガスの年産量は123.7億立方メートル、海洋原油年産量は1998.1万トンで前年比が6%。同じく重要なのは持続上昇している海洋科学技術のイノベーション。2023年、広東省にある海洋関係の実験室が合計51個で、工学技術研究所が50個。また、広東省全域には海洋漁業・海洋再生可能エネルギー・海洋石油とガスと鉱物などの分野での公開特許を16141個保有している。

海事協力において、広東省は持続的に粤港澳大湾区の建設を推進している。2023年、粤港澳大湾区の中国本土にあるの9都市の総生産は11万億人民元に達しており、前年比は5.2%となっている。また、2023年末まで、広東省には合計国際友好港90個、国際コンテナ定期船航路450個持っており、合計120以上の国と地域の300以上の港と繋がっている。

© HKP